年に1回の盛大な娯楽
節約をしていると、節約の最たる対象になりがちなのが娯楽です。
もちろん過度な娯楽は浪費ですが、節約するなら娯楽は絶対に駄目というわけではないと私は思っています。
子供と過ごせる時間は無限ではありません。
自立してしまえば、一緒に旅行に行けるのは数年に1度あれば良い方になるでしょう。
それに、限りある人生ですから多少の娯楽は必要。
我が家はいわゆる帰省貧乏ですが、帰省以外にも割と旅行に行っています。
その費用はどこから出るのかというと、食費や医療費などの現金支払い分の中から。
銀行から下ろした現金は当然のことながらお札です。
食費や医療費を払ってお札が崩れた時に出る500円玉。
我が家はこれを500円玉貯金しているのです。
意外と貯まる500円玉貯金
現金支払い分の食費は割とキツキツ予算なので、500円玉貯金するのは主に医療費から。
私の頸椎ヘルニアの治療で掛かる費用は、通常1回当たり500円もしません。
週に2回くらい病院へ行くのですが、500円もしない会計時に必ず1,000円を出すようにしています。
500円玉をもらうためです。
病院で毎回500円玉をお釣りとしてもらっているので、月に10回近く500円玉貯金をすることになります。
毎月約5,000円分の500円玉貯金を12か月続けるのですから、年に換算すると約6万円。
その他にも500円玉がもらえたら貯金に回していますから、毎年10万円貯まる500円玉貯金箱がいっぱいになります。
10万円あったら家族で色々な所へ行けますよね。
これまで、この500円玉貯金で京都へ旅行に行ったり、箱根温泉に行ったり、ディズニーランドへ行ったり。
家族全員で娯楽を思いっきり楽しみ、たくさんの思い出を作ることが出来ています。
節約は無駄を徹底的に省いた後にメリハリ
全体的にメタボな家計から贅肉という無駄を徹底的に省き、その後はメリハリのある使い方をする。
節約ってダイエットに似てますよね。
ダイエットにも言えることだと思いますが、節約したいならまずは目標を設定します。
「〇か月後までに△kg痩せる!」のように、「毎月の家計を黒字にする!」とか「〇年後までに△万円貯める!」とか。
続いて、メタボ家計になっている原因をざっくりとした家計簿で探ります。
よく節約関係の記事で話題になる「格安スマホにする」「保険を見直す」「各種ローンの借り換え」なども実行。
「ここは譲れない!」という聖域も、優先順位を付けて「絶対に譲れない」「少しなら譲れる」「かなり譲っても良い」に仕分け。
細かい家計ルールを試行錯誤して決めていき、後は決めた家計ルールに従って行動するのみです。
でも、この”実際に行動する”がなかなか難しいんですよね。
分かっているけど実行に移せないという方は、まずは節約ではなく”小さな成功体験の積み重ね”を行ってみてください。
朝ちゃんと起きられた。洗濯できた。ご飯作れた。食器洗いできた。子供の話を聞けた。
日常生活の中でやるのが当たり前になっていることも、実際は”出来ている”こと。
自分の基準を”出来て当たり前”ではなく、”出来なくて当たり前”にすることで、小さな成功体験が積み重なっていきます。
基準を下げるのはなかなか難しく時間が掛かるとは思いますが、”小さな成功体験の積み重ね”を行って自分で自分を褒めてあげられるようになると、色々なことが実行に移せるようになるかもしれません。