やらなきゃいけないことはルーティンに組み込む! 困りごとの解決方法

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やらなきゃいけないことを忘れる

 
 我が子は発達障害の一つであるADHD(注意欠陥・多動性障害)グレーゾーンです。

 学校から帰宅すると、玄関から我が子の部屋までの間に抜け殻が点々と落とされていきます。

 あとちょっとなのに部屋までたどり着けなかったカバンや、脱ぎ捨てられたままハンガーに掛けられていない制服。

 どうしてこんなところにあるのかと不思議に思う場所で発見される靴下。

 朝になって出される水筒と、数え上げればキリがないですが、それらの困りごとを放っておいて困るのは我が子です。

 カバンが部屋までたどり着いていないということは、次の日の準備がなされていないということ。

 制服がハンガーに掛けられていないということは、次の日しわくちゃな制服を着なくてはいけないということ。

 靴下があちらこちらに落ちているということは、洗濯された靴下がそのうち無くなるということ。

 朝になって水筒を出すということは、水筒を持っていけなくなるということだからです。

 

基本的に自分で出来ることは自分でやらせる

 
 私の今の基本スタイルですが、病気などで出来ない時以外、自分のことは自分でやらせています。

 声掛けはしますが、私がやることはありません。

 私がやってしまうと早いですし楽ですが、それでは子供が色々と出来ないまま大人になってしまうからです。

 やむを得ずに私がやる場合でも、必ず見返りを求めます。

 「〇〇やって」と言われたら、「今度△△(私がしている家事など)してくれたらやる」と交渉します。

 やってもらうことを当たり前にしないためです。

 子供のことを全てやっていては私の負担が大きくなり、私自身が体を壊すか心を壊すかのどちらかになってしまいます。

 実際、子供の世話と仕事の忙しさが重なった昨年の春先、私は原因不明の眩暈を起こしました。

 運転もままならず、一人ではどこにも行けない。

 病院に行くにも付き添いが必要で、立っているとフラつくため、家事も料理もほとんど出来ませんでした。

 自分がいつまでも元気でいられるわけではないのだと思い知った私はこの時、家族のために自分のことは自分で出来るよう指導しようと心に誓ったのです。

 私が体調を崩すと大変な思いをすると身を持って知った家族も、私がやらないと言っても文句を言いません。

 なので、我が子も自分のことは自分でしようとしますが、いかんせん物事を忘れてしまう特性持ち。

 カバンを片付けようとしている最中に他の何かに気を取られると、カバンのことを忘れて他の何かの事しか考えられなくなってしまいます。
 

毎日のルーティンに組み込む

 
 学校から帰って来たらカバンを部屋に置く、制服をハンガーに掛けるという作業は毎日必要です。

 いわば、朝ご飯を食べたら歯磨きをする、制服に着替えるという作業と一緒。

 朝の作業は我が子のルーティンに組み込まれているので、言われなくても出来るようになっています。

 であれば、帰って来てからの作業も我が子のルーティンに組み込めば良いのです。

 我が子は、誰かに決められたルールはあまり守れませんが、自分で決めたルールは割と守れる子です。

 なので、諸々の困りごとを解消して欲しいと伝える時、自分で決めたルールは割と守れていることも伝えます。

 すると、帰ってからのルーティンに組み込むことに素直に同意。

 自分でどうするか考え、動線を考慮した新しいルーティンを作り上げてくれました。

 後は、新しいルーティンに慣れるまで、新しいルーティンが書かれた張り紙を帰って来てすぐ目に付くところに貼るだけ。

 最初のうちは張り紙に従って行動しますが、そのうち張り紙の存在を忘れてしまったりもします。

 声掛けは随時必要ですが、諸々の困りごとはこれでだいぶ解消されています。