宿題が「分からない」のではなく、答えが正しいのかが「分からない」

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宿題が「分からない」

 
 我が子は発達障害の一つであるADHD(注意欠陥・多動性障害)グレーゾーンです。

 恐らくですが、ASD(自閉症スペクトラム障害)も併発しています。

 そんな我が子は、宿題をやると必ずと言っていいほど「分からない」と言います。

 でも、学習障害があるわけではありません。

 私が見ているとスラスラと解けるのです。

 もちろん、ADHDの特徴であるケアレスミスはありますが、全体の8~9割で正解します。

 ですが、ちゃんと見ていない時や、見ていても黙っていると「分からない」と言い始め、しまいには宿題を放棄してしまいます。

 ここで宿題をやりなさいと言うと癇癪の嵐。

 だって分からないだもん! 分からない!

 私が見ていれば解けるのに、見ていないと「分からない」を連発し宿題を放棄する我が子。

 最初は構って欲しいからなのかとも思いましたが、我が子の「分からない」は違ったのです。

 

導いた答えが正しいのか「分からない」

 
 先日、我が子の宿題を見ている時に気が付きました。

 子供が問題の答えを書いた後、私が「はい、次」と言うと子供は素直に次の問題へ進みますが、黙っていると途端に次の問題で「分からない」と言い始めることに。

 我が子のこの「分からない」は、次の問題の解き方や答えが分からないのではなく、解いたばかりの答えが正解なのか”分からない”ことが不安なのではないか。

 その不安が原因で、解けるはずの次の問題が解けなくなってしまっているのではないか。

 そう思った私は、試しに問題を1問解くごとに答えを見て丸を付けさせることにしました。

 もちろん、次の問題の答えは見ないよう注意させ、1問解くごとに丸付けするようにすると、私が見ていなくても次々と問題を解いていくことが出来たのです。

 我が子の特性が分かったことで宿題の悩みの種が一つ解消されたわけですが、さらなる悩みの種も出て来てしまいました。

 1問解くごとに丸付け出来る宿題は良いですが、テストはそうはいかないからです。

 宿題も大事ですが、テストはもっと大事。

 問題を解いていけばいくほど正解なのか”分からない”不安が重なり、解けるはずの問題が解けなくなってしまうのです。

 テストの点数が悪い原因はこれかと納得した瞬間でしたが、その場で丸付けが出来ないテストは対策の取りようがありません。

 どうしようと頭を悩ませましたが、良い知恵は浮かばずじまい。

 仕方がないので、とりあえずは本人に自分の特性を自覚させることにしました。
 

本人は何故「分からない」のか気付いていない

 
 何事もそうですが、本人の特性に本人自身が気付いていないことが多いです。

 何故「分からない」のか気付いていないので、解けるはずの問題が解けずにパニックになるのだと思います。

 なので、まずはどうして「分からない」になるのかを順を追って解説します。

 が、本人は気付いていないので、色々と解説しても「分からない」になります(笑)

 それはそうです。当然です。

 でも、分からなくても良いのです。

 そうなのかもしれないと思わせることが大事で、「分からない」になった時にパニックにならないようにするのが目的です。

 あれこれと解説した後、テストの時どうしようかと聞くと、ここでも「分からない」と返って来ました。

 テスト対策は私もどうすれば良いのか「分からない」部分です。

 子供とあれこれと話し合い、試しに『「分からない」になったら、解けた答えに丸を付ける』ことになりました。

 結果がどうなるかまだテストがないので分かりませんが、次のテスト結果が楽しみになりました。