やらなきゃいけないことを忘れる
我が子は発達障害の一つであるADHD(注意欠陥・多動性障害)グレーゾーンです。
学校から帰宅すると、玄関から我が子の部屋までの間に抜け殻が点々と落とされていきます。
あとちょっとなのに部屋までたどり着けなかったカバンや、脱ぎ捨てられたままハンガーに掛けられていない制服。
どうしてこんなところにあるのかと不思議に思う場所で発見される靴下。
朝になって出される水筒と、数え上げればキリがないですが、それらの困りごとを放っておいて困るのは我が子です。
カバンが部屋までたどり着いていないということは、次の日の準備がなされていないということ。
制服がハンガーに掛けられていないということは、次の日しわくちゃな制服を着なくてはいけないということ。
靴下があちらこちらに落ちているということは、洗濯された靴下がそのうち無くなるということ。
朝になって水筒を出すということは、水筒を持っていけなくなるということだからです。